客观日本

日语敬语通 日语敬语实例分析(2)

2015年02月26日 日语学习、日语考试

接客

 

  1. (社内の) どなたをお呼びしましょうか。

 

  自分側の人に尊敬表現「どなた」を使っている。

 

  良→「だれをお呼びしましょうか」

 

  2.  ただいま部長が見えますので、お待ちください。

 

  「見える」は「来る」の尊敬語。社内の人間に対しては使わない。上司であっても対外的には「来る」の謙譲語「参る」を使う。

 

  良→「ただいま部長が参りますので、少々お待ちください」

 

  3.  部長が、そうおっしゃっていました。

 

  「おっしゃる」は「言う」の尊敬語。外部(顧客)との対話で身内に対する尊敬表現はおかしい。「そう」も丁寧に「そのように」とする。

 

  良→「部長がそのように申しておりました」

 

  4.  課長がご説明になります。

 

  「ご説明になります」は尊敬語なので誤り。自分の上司のことであっても、お客様の前では謙譲語を使う。

 

  良→「××の件につきまして、中村がご説明申し上げます」

 

  5.  資料は、担当のものからいただいてください。

 

  「いただく」は「もらう」の謙譲語。来客には、表現を変えて尊敬語にする。

 

  良→「資料は(お手数ですが)担当のものからお受け取りください」

 

  6.  足下にご注意してください。

 

  「ご~してください」は、「ご~する」の謙譲語に「ください」がついた形だが、これは誤り。また、相手の足下なので「お」をつける。

 

  良→「お足下にご注意ください」

 

  7.  うちの会社においでになったのは、初めてですか。

 

  来客に対しては謙虚さを示し、「私ども」と範囲を広げて言うのが正しい表現。「~でいらっしゃいますか」と丁寧な尊敬表現をすればさらによい。

 

  良→「私どもの会社においでになったのは、初めてでいらっしゃいますか」

 

  8.  失礼ですが、住所はどこですか。

 

  取引先に尋ねるので「ご」をつけ、「どちらでいらっしゃいますか」と丁寧に言う。

 

  良→「失礼ですが、ご住所はどちらでいらっしゃいますか」

 

  9.  わかりました。他にありませんか。

 

  敬語を使って同意するときは「わかりました」ではなく、「かしこまりました」や「承知いたしました」を使う。また、「ありませんか」より「ございませんか」と丁寧に言う。

 

  良→「かしこまりました。他になにかございませんか」

 

  10.  なるべく早くお召し上がりになってください。

 

  お+尊敬語+になる、と尊敬語が重なっているので省く。

 

  良→「なるべく早く召し上がってください」

 

  11.  こちらでお召し上がりになられますか?

 

  この文には 

 

  食べる、飲むの尊敬語「召す」

 

  食べるの尊敬語「あがる」

 

  尊敬表現の「お(ご)~になる」

 

  尊敬の助動詞「れる」が含まれていて、過剰敬語になっている。

 

  良→「こちらで召し上がりますか?」

 

  12.  コーヒー、紅茶、どちらにいたしますか?

 

  「いたす」は「する」の謙譲語。飲み物を選ぶのは相手なので、尊敬表現を使う。

 

  良→「コーヒー、紅茶、どちらになさいますか?」

 

  13.  そちらの山田部長によろしく申し上げてください。

 

  相手の行為に謙譲語「申し上げる」を使っているので、間違い。

 

  良→「そちらの山田部長(さん)にどうぞよろしくお伝えください」

 

  14.  お名前は、これでいいでしょうか。

 

  「お名前」「でしょう」で丁寧な表現をしているが、「いい」に敬意が払われていない。

 

  良→「お名前は、こちらでよろしいでしょうか」

 

  15.  本日はどうもご苦労さまでございました。

 

  「ご苦労様」は上から下へ、あるいは同位の人に労をねぎらう言葉なので、「ご苦労」の下に「さま」をつけても間違い。

 

  良→「本日は大変お疲れ様でございました」